中堅教員研修 5日目

本日は、午前に文部科学省の濵野清教科調査官による講義「ESD 持続可能な開発のための教育」、午後に兵庫教育大学の谷田増幸教授による講義「道徳教育のマネジメント」を行いました。 受講者のみなさんに本日の感想を伺いました。 「『持続可能な開発のための教育』を考える時には、『カリキュラムマネジメント』や『アクティブラーニング』などの要素が繋がっているのだと感じました。『何も新しいことを特別にするわけではない』と講師の先生がおっしゃっていたのが印象的で、今やっていることを見直し、多角的な視点から考えることが大事なのだと思いました。」 「初めは『高校に道徳教育はあまり関係がない』と思っていました。計画さえ立てておけばそれでいいと思っていました。でも今日の講義を聴いて、決してそんなことはないと強く感じました。例えば道徳推進教師を選定するためには、選ぶ側の人間が教育内容について知っておく必要があります。今後は積極的に道徳教育に関わり、理解を深めていきたいと思います。」 「グループワークがとても有意義でした。意見交換をし、幅広い観点からの考えを共有したつもりでしたが、最後に講師の先生から別の視点を提示され、その仕掛けの深さに驚きました。『なるほど』『やられた』という気持ちとともに、嬉しくてすっきりした気持ちになりました。教師の教材構成力や授業展開力によって、多様な見方を提供でき、道徳教育の質は大変深いものになるのだと感じました。」 本研修が始まって1週間が経ちました。受講者同士の交流も徐々に深まっているように感じます。ぜひ、様々な学びを得ると同時に、横の繋がりを広げ、貴重な人脈を築いていただけたらと思います。 月曜日は、「キャリア教育」と「コミュニケーション力」についての講義・演習を行います。