中堅教員研修 3日目

本日は、清水法律事務所の清水幹裕弁護士による講義「教育法規Ⅱ」を行いました。 受講者のみなさんに感想を伺いました。 「教育法規の講義は難しいのではないかと不安がありましたが、実際に起きた体罰や事故の判例を多数取り上げ、図説を交えて話をしてくださり、とても参考になりました。実験中に起きた事故事例を聞いて、工業科の教員として改めて安全確認や指導を徹底しなければならないと思いました。生徒たちを守るために、また裁判など不測の事態が起きたときに万全を期すためにも、安全マニュアルを作成し直したいと思います。」 「良識に従い、毅然とした態度で行動すれば大丈夫という方向性を示していただき、安心できました。保護者対応などに日々心を悩ませていますが、自分だけでコントロールできないことは諦める決断も必要という言葉を聴いて少し楽になりました。」 「清水弁護士は野球の審判もされているとのことで、その中で出会った指導者や選手の話も織り交ぜながらの講義となりました。上手な選手は失敗を恐れず、言い訳をせず、努力を怠らないといったような、審判としての経験から形づくられた指導観があり、とても興味深かったです。法規の話には一見関係ないようにも思えますが、生徒をしっかり育て、信頼関係を作っていくことが、裁判になるような事例を引き起こさないためにも大切なのだと思いました。」 「受講生全体の前で相談しにくいことに関しては、先生が個室で相談に乗ってくださる時間もあり、ありがたかったです。裁判になったほうが教師自身にとって楽なケースも多いというお話もありました。保護者が教師を批判した行為が違法とされた事例など、教師の人権を守った判例も紹介していただけて勉強になりました。」 25日は「カリキュラム・マネジメント」と「新しい学びの推進」についての講義・演習を行います。