中堅教員研修の学校運営演習

「教職員等中央研修 第5回中堅教員研修」第13日目となる本日は終日、「スクールコンプライアンス」の演習が行われました。 各ユニットに3人の文部科学省講師がつき、演習問題を通じて、教育法規の意味や背景を理解しました。また、教育法規の趣旨に則った学校運営の重要性について、認識を深めました。受講者のみなさんに演習の感想をうかがいました。 「事例に対する他県の対処例を知ることができて参考になるとともに、都道府県によって対処の仕方に違いがあることに驚きました。法規に則って対処するという大元は一緒ですが、言葉の解釈の仕方によって、ゆるやかに捉える例もあれば、厳しく対処する例もあります。また、判例が多い都道府県では、何かが起きる前から厳しい規制がかかる例もありますが、判例が少ないところでは、事後対応の例もあります。つまり、各都道府県の裁量に任せる部分があるということで、判断の大切さを改めて認識しました」 「さまざまな状況において適切に対処するために、法令を順守することは大切です。法規は教育活動の“要”であると実感しました。日常の教育活動において、判断に迷うこともありますが、法規を根拠に自信を持って臨めそうです」 そして、「法規は、知れば知るほど解釈が難しく、悩ましいです」との声が口々に聞かれました。 明日も引き続き、「スクールコンプライアンス」の演習が行われます。