法令を順守した学校運営

「第4回中堅教員研修」も13日目となりました。今日と明日にかけて「スクールコンプライアンス」を行います。この演習は、受講者に事前課題として作成していただいた学校運営に関する問題「学校運営演習問題」の回答をグループごとで練り、仕上げたものを持ち寄って、ユニットごとに文部科学省等からお招きした助言講師とともに確認をしていく、というものです。演習に参加した受講者より、本日の感想を伺いました。 「これまで自分の県の教育必携は参照したことがありましたが、国の法律等に触れることがなかったので、いい経験になりました。特に、学校の設置者に関して、教育委員会と校長との関係性について理解することができました。実際の県での状況についてあわせて確認していくことで、国と県での規定の違いについても実感することができました。」 「学校現場に勤務しているため普段は直接法律等に接する機会があまり無かったのですが、今回は取り組んだ問題の一つの問いに関して、様々な法令が絡んでいるということがわかりました。法令間の横のつながりを実感できたことで、視野が広がったように感じます。」 「事前にグループごとに回答を検討し練り上げる中でその通りだなと思っていたことでも、同じユニットの他グループの方の事例や講師からの助言をきいて、新たな視点から考えることができました。特に、校務分掌の決定権について、これまで特に疑問に思うことはなかったのですが、実際の法令の記載をみながら改めて確認することができました。所属する学校に戻ったら、校内研修などで具体例を交え、他の教育法規とあわせてポイントをお伝えできればと思っています。」 「自分の学校で具体的にあてはまることを経験していた場合、知っている部分もありましたが、受講者の皆さんの実践を含めてより具体的に学ぶことができました。特に、コミュニティ・スクールについては、自分の学校で取り組み始めたばかりなので、どういうものなのか詳しく知ることができ参考になりました。」 明日は、引き続き「スクールコンプライアンス」の後半を行います。