学校安全研修 最終日

最終日をむかえた本日の午前中は、期間中盤より取り組んできた演習「危機管理マニュアルの作成と研修企画」の集大成としての代表班の発表、午後は文部科学省吉門安全教育調査官による講義を行いました。受講者に本研修を通しての感想やこれからの抱負を伺いました。 ―始まった頃は、情報量も多く正直しんどく感じていた面もありましたが、最終日になった今、非常に充実しておりあっという間の5日間だったように思います。特に、実際に被害に遭われた保護者の生の声を訊く講義が特に印象に残っており、涙が出ました。このような被害者を生まないように、この研修で学んだことを今後いかしていきたいです。自分は高等学校に在籍しているので、周りの教職員の皆さんの意識を高めるような研修を企画し、危機意識を高めていけたらと思っています。研修の企画のみならず、優先すべきなのは紛れもなく生徒の命であり、それが共有できてこそのの教育活動だということを念頭において、今後も指導をしていければと思っています。 ―全期間を通し、すべての講義・演習、講師の講師の先生の一つ一つのお言葉が重く心に響いています。学校安全を追求するためには、教育活動のすべてに気を配らなければならないということを改めて実感しました。私は教育委員会の所属なので、県での研修を行う際に、学校安全に関するマニュアルを常に評価・改善をし常に固定化しないようにしなければならないということを伝えていきたいと思っています。 ―特に印象に残ったのは、危機管理についてです。自分の所属学校の学区は、自然災害もほとんどなく、比較的平和な地域です。しかし、今回研修を受講して、万が一に備えた事前および事後対策、パニックにならないような対応を学校に戻ったら見直し、教職員の皆さん全員にむけて必要性をさけんでいきたいと思い直しました。 ―日本全国の教員の皆さんが受講者として集まっているので、さまざまな都道府県の方と情報を交換することができました。このような機会は、全国を探してもここつくばの教員研修センターにしかなく、とても運命的な出会いをさせていただいたなと思っています。ここで学んだこと・他の受講者の皆さんと共有できたものをすべて無駄にすることなく、これからの教育活動にいかしていきたいです。自分は行政機関に勤めており、今年度すでに伝達する機会が決まっているので、学んだことをできる限りたくさんの方へお伝えし、実際に研修を受講していなくても自信をもって推薦できるような指導者の育成ができればと思っています。 ―所属元を離れての5日間、普段過ごしている自宅とは違う環境で過ごしにくいところも多少はありましたが、非常に有意義だったなと感じます。やはり、普段の所属では今回の研修のように時間ピッタリで業務が終わるというようなことはなかなかないので、本研修期間は17時から9時までの間、その日を振り返ったり自分のための勉強が存分にでき良かったです。 来週1週間研修はありませんが、再来週26日(月)より第2回副校長・教頭等研修が始まります。