中堅教員研修 9日目

本日は午前に実践研究を行った後、講義「グローバル時代の教育の推進」、午後に講義・演習「コーチング」を行いました。 受講者に感想を伺いました。 ※写真は、岡山県からの受講者の皆さんによる「おこっちゃだめだよ!」です。岡山は桃太郎の発祥地であることと、午後のコーチングの講義で出てきた内容とを重ね合わせたポーズなのだそうです。 「午前の講義では、自分だけの意見にとらわれずいろいろな人の意見をお互いに聴きあうことで、気付きがあると共に自分自身の思考を活性化させることができるんだなということがわかりました。学校に戻ったら、授業のみならず普段の学校生活の中でも、お互いの意見を話し合える機会を設けるようにしたいと思っています。」 「グローバル教育を推進するためにはどんな教育が必要なのかがわかりました。講義中、何度も隣の受講者と話し合いコミュニケーションをとることによって、多様な意見が出ました。例えば、貧困に関する写真のスライドについて話し合うときには、観るものに多様な考え方をもたらすいい教材ですねとか、決まった答えがないからこそいろいろな考え方を促したり対話を生み出すきっかけとなるんだなとか。 自分も今後、単なる知識のつめこみではなく、多様な意見を認め合う集団をつくっていきたいなと改めて思います。具体的には、対話を成り立たせるルールの確認をしたり、ソーシャルスキルを上げるための取組を行ったり、仲間づくりにエンカウンターを取り入れたりするなどして、授業で深く考えるための土壌づくりから始めていきたいと思っています。」 「午後のコーチングの研修を受けて、改めてコーチングって面白い技法だなと実感しました。生徒対生徒や部活動の中、また驚いたことに職員室の中でも実践できるというお話だったので、帰ったら試行錯誤しながら是非実践してみたいと思います。」 「コーチングの講義は、これまでで一番難しいと感じました。その中で、特に印象に残っているのは、GROWモデルです。コーチングをするにあたって、ポイントをしぼって何となくではなく目指すところをはっきりさせてから質問をするなど、とても勉強になりました。あと、人間というのはほめられるといい気持ちになるというのは確かにそうだなと感じているところなので、すぐに取り入れていきたいです。」 明日土曜日は、朝、実践研究を行った後、終日「リスクマネジメント~危機の未然防止方策」講義・演習を行います。