人権教育研修 初日

今日から「人権教育指導者養成研修」が始まりました。3日間のカリキュラムです。初日の今日は「みんながつくるみんなの学校」「性に関する自己意識や性的志向に関して学校に求められる対応等について」「国内外の動きと学校における人権教育」の講義、事例発表、協議を行いました。 受講者の皆さんに研修にのぞむ意気込みや、初日を終えた感想をうかがいました。 「人権教育は担当したことのない分野だったので、受講が決まってから『人権教育の指導方法等の在り方について』を読みました。読んでいくと、人権教育がさまざまな教育活動の根幹にあるものだということがよくわかったので、この研修では人権教育と教育活動をつなげた観点で勉強していきたいと思います」 「現在、社会的に重要視されいてる人権教育について、話し合えるいい機会だと思ってきました。最先端の情報を全国からいらっしゃった受講者とともに学べるので、非常に期待しています」 「木村先生の「みんなの学校」のコマについて、教師としての原点である、子ども達一人一人に寄り添うということが、大空小学校のようにはできていないなと感じました。どうしても学級等からはみ出してしまう子どもについて、教師の立場から「どうにかしないと」と考えがちですが、子ども達もそれぞれの人格や人生があるのであって、もっとよく本人の目線に立って考えなければならないと実感しました」 「LGBTについて、興味のある分野だったので、もっとたくさんききたいと思いました。少しは勉強して知っているつもりでいましたが、LGBTにも多様性があることなどはお話をきいて知りました。まだ初日ですが、地域に戻ってさっそく活かしたいと思うものばかりです。」 「午後の協議をとおし、グループでの距離がグッと縮まりました。特に、筑波大学の先生のカードを使った協議がとても面白かったです。電気椅子の描かれているもの、上司が部下を叱っているもの、地球の描かれているものなど、人権的示唆のある絵の描かれた何枚かのカードから1人1枚ずつ選び、グループで話し合うというものでした。1枚のカードに対して5者5様の意見が出て、いろいろな視点があることが身をもって知りました」 明日は終日、演習をおこないます。