生徒指導研修 6日目

今日は、午前が「児童生徒理解と望ましい集団作り」の講義、午後は、選択講義で「児童虐待防止に向けた取組」又は「性・薬物に関わる非行の予防と対応」の講義、そのあと、ユニットミーティングがありました。 受講者に今日の研修の感想を伺いました。 「午前は、子どもの質的変化とその背景について、学級集団の取組や手法について、関連する書籍の紹介も含めてお話を聞くことができ、参考になりました。特に、指導やトレーニングをした後に手放す・自立させるという考え方が日本独特の考えであるという話は、意外で印象に残りました。」 「午後の選択講義は、性・薬物に関わる非行の予防と対応を選択しましたが、社会とともに子どもたちの幸せの実現を目指すWYTH(Well-being of Youth in Social Happiness)教育について学びました。アンケート調査を元に生徒の認識や問題の背景を探っていくと、子どもたちのバーチャルとリアルのバランスが悪く、リアルな人間関係よりもバーチャルに重きを置き過ぎていることなど、新たに気づかされるお話がありました。」 「児童虐待防止の講義では、生徒が起こす問題行為自体も大変なことだが、本当に重要なのはその行動を起こす背景を知ることだと学びました。心のバランスを支えている思考・感情・感覚の3つの柱についての話では、特にからだを制御する『感覚』の解離が問題行動に現れるため指導すべきだと聞き、なるほどと思いました。」 「今日のユニットミーティングでは、学習の集団づくりの話でした。同じユニットの人たちから、ユニバーサルデザインや子どもへの関わり方、授業の中身や進め方といった、それぞれの視点からの意見を聞くことができ、自分では思いつかないような視点や、具体例などを聞くことができて刺激的でした。」 明日は、朝にユニットミーティングを行った後に、2日間にわたる「生徒指導事例研究」の前半が始まります。