生徒指導研修 2日目

「生徒指導指導者養成研修」2日目は、午前に講義「外部機関との連携の在り方」を、午後は講義「学校と家庭の連携の在り方」を行い、講義の後にはユニットミーティングを通じて課題討議を行いました。研修の感想を、受講生の方に伺いました。 「講義で扱われた事例がとても重いもので、当事者の学校の教員になったつもりで聞きました。実体験をしているかのように、どっと悩んでしまうような内容でした」 「自分の学校でも、今日挙げられたような教育委員会や児童相談所、福祉課など、状況に応じた機関との連携はしていますが、特に今日の講義で挙げられていた要対協(要保護児童対策地域協議会)の重要性を再確認しました。地域によってまだ動きに課題があるところもあると思いますが、しっかり連携していきたいです」 「2日目ですが、予想以上に面白く、そして内容の詰まった研修だと感じています。テーマが『連携』ということで、1日通じてつながっており、それぞれのテーマが組み合わさっているところが良いと思います」 「いろいろな外部機関と連携をする際に、自分の場合は『この事案ならここに相談する』というのがなんとなくわかりますが、自分の中学校にいる他の担任などの場合、どういう機関があり、どういう場合に連携するのが適切か、というのがわからないこともあると思います。今回の講義では、そのような連携する機関などを一覧にして示してもらいました。自分がこれから他の人に連携について伝える際、こうやって整理できたことは大きな手助けになると感じます。 また、地域や家庭との連携などでは、まず顔が見えるところまで一歩目を踏み出していくということの重要性を感じました。今日の講義後に行われたユニットミーティングなどを通じて、各地域の先生方と意見交換をしながら、どうやって連携をするか、顔の見える関係を作っていくかを考えました。今後のユニットミーティングでもより考えを深めていきたいです」 「午前の講義で藤原先生がおっしゃっていた、外部にどんな機関があり、どんなことをしてもらえるのかを把握することと、それだけではなく学校が精一杯対応をして、外部に任せきりにすることなくしっかり携わっていくことの大切さを改めて感じました。現場からはしばらく離れているのですが、要対協との連携やスクールカウンセラーとの協力は自分もしています。しかし、どこまで外部が行っているのか、それを完全には把握できないところもあります。その部分は学校側がしっかり把握していかないと、目の前の子どもたちがよりよい方向に向かえなくなってしまうと思うので、今後の課題としていきたいです」