生徒指導研修 3日目

「生徒指導指導者養成研修」3日目の今日は、午前午後を通した講義「いじめの未然防止と対応」の後、通常より長めのユニットミーティングを行いました。受講者に本日の感想を伺いました。 「いじめの未然防止に関する具体的な対応について、例えば子ども達への声掛けの仕方などをユーモアを交えたお話の中から学ぶことができました。また、ドイツの取組を紹介していただき、国は違えど共通した課題があるのだということを知ったのも良かったです。ユニットミーティングでは、いろいろな実践について聴くことができました。私は小学校の担任をしているのですが、中学校の先生や都道府県の指導主事の方などの視点は自分ではわからなかったので、大変勉強になりました。特にそれぞれの視点からの、子ども達の成長の様子の違いは興味深かったです。」 「始めに流れたビデオが重い内容のものだったのでどうなることやらと思いましたが、講義終了後は前向きな気持ちになることができました。「状況の力」という言葉が非常に印象に残りました。」 「講義の中で行われた実践発表では、都道府県や市町村によって関係機関との係わり方や捉え方が違うんだなということを実感しました。同様の事案が本県で起こった場合、どのように対応すべきか考えるいいきっかけになり、視野が広がりました。また、講義の内容の未然防止の対策については、これまでやってきたことを再確認するとともに、これからさらにやるべき課題を見つけることができました。私は、特に若手の育成に注力しようと思います。今日が一日平和だと明日もきっと平和だろうという認識になってしまいますが、事故は突発的に起こるもので常に注意が必要です。それを未然に防止するためにも、日ごろから子どもたちに何かしら関わっていくように若手に伝えたいです。深く関われば関わるほど、小さなサインに気付くことができ、いじめや不登校の前兆に気付くことができます。若い先生は毎日こなしていくことだけでいっぱいいっぱいになりがちですが、私たちがそれを見守りカバーしていけるようになりたいと思います。」 明日は、不登校や自殺の予防に向けた講義が行われます。