中堅教員研修 11日目

最終週のスタートの午後は、大阪市立大空小学校元校長木村泰子先生による講義「ミドル・リーダーの役割」でした。受講者に講義の感想を伺いました。 「自分が高等学校から特別支援学校へ転任したときのことを思い出しました。当初、特別支援学校のことを全く知らず、一層きちんとやらなくては、と意気込んでいたのですが、子どもに向き合い、自分にも向き合うことで、それが変な構えだったということに気付くことができました。それが、特別支援学校にいた9年間で自分の中で消化することができたということを、改めて振り返ることができました。」 「大空小学校のような学校づくりができれば理想だなと思います。ですが、私たちが在籍する高等学校では、校長や教頭が他の教員と同じ一教員だと考えることはなかなか難しい現状です。また、小学校と高等学校では求められるものも違うため、大空の良いところをどのように自分の学校にいかせるか検討していきたいです。」 「木村先生がおっしゃっていた「点がつながり線になる」ということを見守ることが大事だとひしひしと感じました。また、人の力を活用するということが自分の学校ではできていないので、実践していきたいです。」 「ドキュメンタリーを観て感動するとともに、大空に関わったすべての人が幸せだろうなと感じました。高等学校はランクや数値で評価されがちで慣れてしまっていましたが、そういうことだけじゃないんだということに気付かされました。」 3週間の研修も残すところあと4日です。