中堅教員研修 5日目

「第1回中堅教員研修」5日目、研修第1週目の最終日でした。 午前は「実践研究」の3回目の協議と「ESD 持続可能な開発のための教育」の講義、午後は「道徳教育の充実」と「学校と地域を再生する」の講義でした。受講者に5日目の感想を伺いました。 「道徳教育の充実の後半で模擬演習を行いました。文章の中心発問を考え、みんなで意見を出し合いました。資料を読むときには、生き方を自覚したのは誰か、生き方を自覚することになった出来事は何か、生き方を自覚するところはどこか、という点に注意しました。よい発問をつくることによって、中学校の生徒でも深い答えを引き出すことができるため、考えさせられる演習でした。」 「今日の研修では、自分がもっと視野を広げていかなければならないと思い知りました。教育や子供に関する問題はさまざまありますが、教員だけでは解決することはできません。また、学校にはお金にも人材にも制限があります。しかし、逆転の発想で、身近にある財政難などの制限を利用して課題解決のテーマとして、地域の魅力とすることができると知り、刺激的な内容でした。」 「『学校と地域を再生する』の講義では、隠岐島前高等学校の事例を学びました。これからの教育は、地域とうまく連携することで閉鎖的でない、開けたものとしていく必要があります。教科の間の壁を取り払うということが良く言われていますが、そういった取り組みも学校内のことでしかありません。学校を外に開いていろんな人たちと輪を広げてゆき、離島であることを強みとして、人を呼び寄せ地域の活性化へとつなげる、隠岐島前高校の例は勉強になりました。」